CFMTとは
Certificated Functional Manual Therapistの略で『全米認定機能的徒手療法士』という専門性の高い認定資格である。全米の理学療法士が免許取得後、一定の技術を研修で学び目指す資格で、合格難易度は高い。年に一度8月にアメリカコロラド州で開催され、受験者は月曜~木曜日に試験前の最終講習を受講し、金・土曜日に7教科の技術・筆記試験の両方を受け、全ての科目で80%以上が合格となる。日本での取得者はまだ数名しかおらず、アメリカでも数少ない認定者である。アメリカでは理学療法士に開業権が認められているため、医者を通さず、理学療法士のいるクリニックに直接訪れることもあることから、レッドフラッグと呼ばれるリハビリ適応外の患者を見極める技術も必要とする。以下は具体的な受講の内容となっている。
CFMT
FM2 FMUQ FMLQ
FM1 PNF1 CFS Foundation ※Gait VFM
FM1 治療の基本を学ぶコース
FM2 動きを中心とした観察・治療
FMUQ 上半身中心(頭、顎関節、胸郭、胸椎、胸骨帯、肩甲帯、肩関節、神経)
FMLQ 下半身中心(尾骨、仙骨、寛骨、股関節、膝関節、足関節、神経)
CFS 姿勢と体幹へのアプローチ
PNF1 神経と筋の促通方法について学ぶ
Foundation リハビリ適応外について
- ※必須であるがテストにない Gait 歩行について VFM 内臓治療